スペイン語能力を確かめるためのテストにスペイン語検定試験があります。
スペイン語検定は、6級から1級までのレベルがあります。
この記事では、西検5級の試験勉強の方法とおすすめな問題集をご紹介します。
スペイン語検定5級対策-西検5級おすすめ勉強法や参考書
スペイン語検定5級は、スペイン語の4技能「読む、書く、聞く、話す」の基本を理解し、日常生活において平易な受け答えが可能なスペイン語レベルが求められるテストです。
DELEのレベルではA1レベルがスペイン語検定5級となります。
5級は筆記試験のみのテストで、特に直説法の動詞の活用や基礎文法をしっかりと覚える対策が必要となります。
スペイン語検定5級の内容
一時筆記試験(マークシート式)
配点 100点(筆記 85点、リスニング 15点)
試験時間 40分(筆記 35分、リスニング 5分)
※問題サンプル閲覧は公式HPから可能です
スペイン語技能検定 | 公益財団法人日本 スペイン 協会 | SOCIEDAD HISPÁNICA DEL JAPÓN
西検5級の出題範囲
スペイン語検定5級の試験は、スペイン語初級レベルの試験で、好きなこと、仕事のことなど、自分の身の回りのことや自分の経験を話したり、そのレベルのスペイン語を理解することができるレベルのスペイン語が求められるテストです。
筆記とリスニングの2つのパートに分かれており、動詞の活用や文法をしっかりと覚えることが大切。
直説法現在不規則、直説法点過去、直説法線過去、直説法現在完了、過去分詞、現在分詞、再帰動詞、gustar型動詞の活用や使い方をしっかりと勉強するようにしましょう。
リーディングパートもあるので、短めの文章を読む練習をするのもおすすめです。
西検5級 勉強法
ここからは西検5級合格に向けた勉強方法をご紹介します。
勉強方法は下記の5つです。
・直説法の活用を覚える
・文法を覚える
・語彙を増やす
・リスニングを練習
・会話の練習する
直説法の活用を覚える
5級レベルでは、日常会話ができる程度のスペイン語能力が必要となり、まずはその中でも一番重要な動詞の活用を覚えます。
動詞の活用は、直説法、接続法、命令形と別れており、直説法に現在、点過去、線過去、未来、過去未来などの形が、接続法に現在、過去などの形があります。
スペイン語検定5級で必要なレベルは直説法現在不規則、直説法点過去、直説法線過去、直説法現在完了、過去分詞、現在分詞、再帰動詞、gustar型動詞です。ですので、直説法の活用をしっかりと覚えましょう。
ar動詞、er動詞、ir動詞の3つの基本的な規則動詞はもちろんのこと、不規則動詞も頻出です。覚える量は中々多いです。
また、スペイン語検定はスペインのスペイン語が基本となる試験ですので、点過去と現在完了の使い分けもしっかりと勉強しておく必要があります。
覚え方は、まず規則動詞の活用をしっかりと覚え、続いてよく使用される基本的な不規則動詞の活用を覚えます。
動詞の活用の覚え方
動詞の活用は1つの動詞をリズムで覚えます。
例えばar動詞はHablar(話す)で活用を覚えます。
「Hablo、Hablas、Habla、Hablamos、Hablais、Hablan」のセットで時間があるときには常に活用を口に出してリズムを身につけます。
同様に、er動詞は「Comer(食べる)」、ir動詞は「Vivir」で活用を覚えます。
この3つをしっかり覚えれば、あとはこの活用を別の動詞に当てはめるだけで活用ができるようになります。まずはこの3つを覚えて、新しい動詞が出てくるたびに活用を何度も練習してみてください。
不規則動詞は、よく使う動詞を集中して覚えます。「Ser」、「Estar」、「Ir」、「Saber」、「Hacer」、「Venir」、「Conducir」、「Conocer」はしっかりと覚えておきましょう。
活用を覚えたら、考えることなく人称に拠って活用を変化させる練習をします。練習方法は、目で見た人について、「○○した」「○○するだろう」と活用を変化させる練習をしまう。
例えば、お父さんが料理をしていたとしたら、「Mi padre esta cocinando」といってみたり、ご飯を食べる時は「Mi padre cocino la cena」などと、瞬時に活用できるように生活の中で何度も練習するのがお勧めです(例文のアクセント記号は省いています)。
文法を覚える
スペイン語は活用を覚えれば、会話をすることができる言語です。ですので、まずは活用をしっかりと覚えることが大切。
そして活用が身についてきたら、文法を勉強します。
形容詞と名詞の性数一致、疑問文の作り方、アクセント記号のつけ方、発音規則、冠詞、主語の省略、Ser動詞とEstar動詞の違いをしっかりと覚えます。
また、西検5級レベルでは再帰動詞やlo、la、le、los、les、seなどの目的格代名詞も出てくるので、違いや使い方をしっかりと勉強しましょう。
スペイン語の文法を勉強する参考書としては『ニューエクスプレスプラス スペイン語』がおすすめ。
非常に分かりやすく文法がまとめられており、各単元ごとに会話の本文があるので、文章の中で文法を理解できます。入門書としてはとてもおすすめ。
言語を始めるなら、どの言語においてもニューエクスプレスシリーズは大人気ですので、是非『ニューエクスプレスプラス スペイン語』を使って勉強してみてください。
語彙を増やす
動詞の活用と文法を勉強すると同時に語彙を増やしていきます。
文法書に掲載されている新出単語を覚えていくのが一番重要な単語の勉強方法です。
先ほどご紹介した『ニューエクスプレスプラス スペイン語』で出てくる単語をしっかりと覚えます。
ニューエクスプレスの単語を覚えたら、『スぺ単』という単語帳で単語量を増やすのがおすすめ。
私も学生時代に使っていたのですが、このスぺ単をしっかりと勉強すれば、スペイン語での日常会話や少し難しい会話も問題なくできるようになるくらい、必要な単語が網羅されています。
単語量を増やしたいという場合にはぜひスぺ単を試してみてください。
リスニングの練習
スペイン語検定5級のリスニング対策としては、スペイン語に慣れることが大切。
まずは文法書としてご紹介した、『ニューエクスプレスプラス スペイン語』のCDを聞きながら、毎日音読するのがおすすめです。
音読をすると、口を動かすため、頭に音が残りやすいですし、CDを聞くことでスペイン語の音やリズムに慣れることができるようになります。
慣れてきたら聞いた音を文字に起こす「ディクテーション」や聞いたことを何も見ずに発音する「シャドーイング」をして、スペイン語に慣れる練習をするのがおすすめの勉強方法です。
スペイン語検定5級のリスニングの練習はこの方法が一番おすすめです。
会話の練習をする
スペイン語検定は読む、書く、聞く、話すの4技能を測定するテストです。
5級ではまだ面接試験はないのですが、早いうちからスペイン語会話の練習をしておくと、自然とスペイン語を話す能力を身に着けていくことができるので、この機会に練習しておくのがおすすめです。
音読
まずスピーキングの基礎となるのが音読です。
音読は毎日寝る前に欠かさず行うのがおすすめ。口を動かす練習になり、スペイン語のリズムを身につけるのにも最適な方法です。
CDなどを持っている場合は、音源を聞きながら音読を行うのが効果的です。
作文
リズムや口を動かす練習で外国語を発する練習を行うと同時に、作文でアウトプットの練習を行います。
いきなり自分でスペイン語で話すことができるといいのですが、中々難しいので、まずは紙に書いてみることで、インプットした単語や表現方法をアウトプットすることができます。
作文は日記のようなものからメールやSNSなど、何でも良いので自分の文章を書いてみると良いと思います。
独り言
作文などと平行して、独り言を言うのも良い練習方法です。
暇があればひとりでスペイン語をつぶやきます。
新しく覚えた表現や単語などを使って見えたものを説明したり、考えたことを言葉にしたりして、スペイン語で考えて外国語で話すという練習を行います。
私も、出かけた時などに自分の周りで起こっていることを外国語で実況中継したり、家の中で一人でスピーチしたりと、独り言の練習をよく行っていました。
独り言はいつでも何処でもできる手軽な練習方法で、頭の中を整理するのにもおすすめな方法なので是非試してみてください
オンラインスペイン語会話
5級レベルの会話練習では、一人で練習した上で実際にスペイン語話者と会話練習することが欠かせません。ネイティブが話す言葉を理解し、即座に返答するという練習を繰り返し行います。
現在はオンライン語学教室などが多く存在していますので、スペイン語会話の練習には最適。場数を踏むという意味では少なくとも1ヶ月くらいは練習するのがお勧めです。
最近ではオンライン教室がリーズナブルな価格で質の高いオンラインレッスンを用意しており、オンライン教室を利用することで、スペイン語をしっかりと練習できます。
中でもスペイン語を勉強したいと思ったときにはベルリッツやワンズワードオンラインというオンライン教室がおすすめ。
フリー会話だけでなく、文法や読解などのコツ、リスニングの練習など、目的に合ったレッスンをして頂くことができます。
どちらも無料体験レッスンが可能ですので、是非一度無料体験レッスンを試してみてください。
※無料レッスンの申し込みはこちら
※おすすめオンラインスペイン語はこちら
西検5級おすすめ問題集
文法や単語、リスニングなどの練習をしながら、実戦形式の問題集に取り掛かります。
おすすめ問題集は『スペイン語検定対策 5級・6級問題集』です。
過去問でスペイン語検定の雰囲気がわかり、CDもついているので、リスニング対策もできるのが嬉しいところ。
一通り文法や単語を勉強したら、こちらの問題集を3回り解いてみてください。問題集にわからない単語や文法が出てきた場合はその都度覚えるようにすると良いかなと思います。
※スペイン語のおすすめ教材解説はこちら
終わりに
この記事では、スペイン語の4技能を測定するのに最適な試験スペイン語検定5級に挑戦するときの勉強方法をご紹介しました。
西検5級は、スペイン語初級レベルの試験で、好きなこと、仕事のことなど、自分の身の回りのことや自分の経験を話したり、そのレベルのスペイン語を理解することができるレベルのスペイン語が求められるテストです。
対策は、直説法現在不規則、直説法点過去、直説法線過去、直説法現在完了、過去分詞、現在分詞、再帰動詞、gustar型動詞の活用や使い方をしっかりと勉強することが大切。
また、基礎文法を覚える、語彙を増やす、リスニングと音読の練習をする、自分で自己紹介ができるよう会話練習をする、という5つの練習をするのがおすすめ。
スペイン語検定5級はスペイン語の基礎力をつけるのにとてもおすすめな試験ですので、是非合格に向けて勉強してみてください。
※3か国語話すための練習方法はこちら
※スペイン語と英語の比較記事はこちら