メキシコ駐在が決まった時に気になるのがメキシコ駐在生活での注意点。
この記事では、メキシコに駐在するときに気をつけるべき点をご紹介します。
- メキシコ駐在の注意点-安全,気候,高山病,腹痛,水道水に気を付ける
- メキシコ 治安面
- メキシコでの住まい
- 時差・高地・病気
- 腹痛
- 水道水は飲まない
- スペインとメキシコのスペイン語の違い
- スペイン語のおすすめ参考書
- オンラインスペイン語の活用でトリリンガルに
- 終わりに
メキシコ駐在の注意点-安全,気候,高山病,腹痛,水道水に気を付ける
メキシコは近年自動車メーカーの進出により多くの日本企業がオフィスや工場を構える国。日本からの出張や駐在でメキシコを訪れる方も多くなってきています。
そんな中、コロナの影響や日本人富裕層をターゲットにした犯罪が多くなってきた影響で、以前よりも危険度が増したメキシコ。
独自の文化や遺跡、美しい自然、美味しい食事、陽気な雰囲気など、魅力あふれるメキシコですが、訪問時には気をつけるべき点があります。
メキシコの治安は決して良好とは言えないため、渡墨の際は十二分に注意して仕事に励むことが大切です。
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メキシコ 治安面
メキシコはトヨタが進出したアパセオグランデ、ホンダがあるセラヤ、マツダが工場を構えるサラマンカといった町があるグアナファト州や、日産が工場を構えるアグアスカリエンテスなど、バヒオ地区(メキシコ中部)に日系企業が多く進出しています。
出張や駐在する場合にもこの地方を中心に、北東部のモンテレイ、北西部のティファナ、中西部のグアダラハラ、そして首都のメキシコシティなどへ行くことが多いです。
メキシコの中でも危険な街と安全な街、同じ街の中でも危険な場所もあるのですが、上記でご紹介した町々は基本的に危険が多く潜んでいます。
ですので、これらの町のなかでの危険地帯を把握することが重要です。
行動面では、夕方以降は徒歩では出歩かない、人気のない場所は行かない、店や道をルーティンで歩かない、貴重品は身につけない、など、危険を回避する行動をとるようにしましょう。
仮に襲われたら、命以外は全て捨てる覚悟で、犯人の要望を聞くことを心がけてください。命より大切なものはありません。
特にメキシコでは最近銃犯罪が増えていますので、最悪のケースも考えられます。
ヨーロッパのようなスリはそこまで多くないですが、車、高速バスなどで陸路で都市間を移動する場合には、しっかりと注意して、襲われた際に差し出す用の財布を準備するなど、対策を練るようにしましょう。
ちなみに、犯罪に遭ったときの対処法は地球の歩き方に詳しく書いてあるので、メキシコの最新のものを用意するといいかなと思います。
※海外で犯罪に遭ったときの対処法はこちら
メキシコでの住まい
安全面と切っても切れない関係にあるのが住まいの問題。
メキシコは物価もそこまで高くないので、そこまで高くない価格で大きめの家に住むことができます。
家選びで重要なのが、セキュリティ。居住区の管理体制をしっかりと確認し、部外者が簡単に入れてしまうような居住区は避けましょう。
高級住宅街だったとしても、敷地内にゴルフ場やスポーツ施設があり、部外者も施設目当てに中に入れるような居住区は、夜に犯罪者が敷地内に潜んでいたりもするので、避けるのば無難です。
関係者しか入れないくらいセキュリティが高いところを選びましょう。
また、管理会社もしっかり見る必要があります。雨漏りや故障などが多いメキシコの家では、管理会社に電話して修理屋さんに来てもらう必要がありますが、管理会社が杜撰だと全然修理に来てくれません。
契約時には管理会社が誠実そうか確認するとともに、知り合いや日本人の中で評判の良い管理会社を聞いてみるというのも大切です。
時差・高地・病気
メキシコは時差が大きく、滞在中に時差ぼけに苦しむということも多いです。また、日本帰国後に時差ぼけになってしまうこともあります。
そのため、飛行機での移動中に時差を考えながら睡眠をとることが大切です。
また、メキシコの内陸部には高地が多く、高山病にかかってしまうこともあります。高山病にならないように事前に高山病対策をすることが大切です。
メキシコ特有の病気などもあるため、事前にワクチンを摂取することも重要。
特に狂犬病はメキシコの中でも非常に危険な病気ですので、狂犬病ワクチンをぜひ接種するようになさってください。
ワクチンについては、病院でメキシコに行くということを伝えたら必要なものを打ってもらうことができます。万全を期すためにもワクチン接種を心がけるようになさってください。
腹痛
メキシコでは腹痛に苦しむこともあります。
食べ物や水が合わなかったりと、急にお腹が痛くなることも多いので注意が必要です。
私もメキシコでお腹が痛くなり大変な思いをしたことがあります。
お腹用の薬を常備するなど、腹痛には気をつける様にしましょう。
水道水は飲まない
海外ですので、お腹を壊しては大変です。
水道水は飲めなくはないですが、飲まないほうがベター。どうしても飲む必要があるときはしっかりと沸騰させてから湯冷しにして飲むようにしましょう。
ただ、メキシコの水は基本的に石灰が多く含まれているので、飲むとおなかが痛くなる可能性が高いです。
基本的に滞在中はペットボトルの水か炭酸水を飲むようにするのがおすすめ。
レストランなどでお水を頼む時にもボトルの水を注文することが大切です。
※出張時に必要なものはこちら
スペインとメキシコのスペイン語の違い
メキシコ出張に行く前にスペイン語を勉強しようと思ったときには、スペインとメキシコのスペイン語の違いを知っておくと面白いと思います。
スペインのスペイン語とメキシコのスペイン語の違いとして「Vosotros」を使うかどうか、そして「C」と「Z」の音の違いの2つがあります。
スペインのスペイン語の最大の特徴は、「Vosotros, Vosotras」の活用形を多用すること。ラテンアメリカでは基本的に「Vosotros, Vosotras」は使わないため、覚えなければならない活用形が一つ減る形となります。
ラテンアメリカでは「君達」を表すときに「あなたたち」という意味の「Ustedes」を使うため、ラテンアメリカで会話する場合は「Vosotros,Vosotras」は使うことがなく、「Ustedes」を多用する異なります。
もう一つの大きな違いとして、「C」、「Z」の音の違いがあります。
スペインではこの二つの発音が英語でいう「TH」の発音となります。舌を前歯の間に軽く置いて発音する形です。
ラテンアメリカではこの発音は「S」の発音と同じになります。この点も大きな違いです。
ラテンアメリカでスペイン式の発音をすると「スペインで勉強したの?」と聞かれるくらい、スペイン独自の発音方法となります。
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ラテンアメリカの国々のスペイン語
ラテンアメリカと言っても広いため、国ごとでの違いがあります。例えば、ウルグアイやアルゼンチンではYの音が「しゃ」の音になるなど、独特。
音のリズムや使う単語などもそれぞれの国で異なるため、事前に滞在先のスペイン語をリサーチしてから訪問するのもおすすめです。
※ことりっぷ 会話帖 スペイン語
スペイン語のおすすめ参考書
ここまでメキシコ駐在で気をつけるべき点についてご紹介しました。
スペイン語を勉強したい場合におすすめなのが、スペイン語会話と簡単な文法解説のついた参考書、文法書、単語帳の3つの参考書をそろえること。
スペイン語の勉強では、「文法を覚え、単語を覚え、音を聞き、発話する」という4つのステップを繰り返すことが大切です。
文法や会話のリスニング練習でおすすめな教材は、『ニューエクスプレス』シリーズ。そして単語の学習は『スペ単』、文法書は『これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで』です。
また、スペイン語をある程度勉強したら、今度は国際的にも通用するスペイン語の検定である「DELE」という国際資格の取得を目指し、学んだことを定着させ、会話をオンラインスペイン語教室で並行して勉強していく方法がおすすめです。
※ニューエクスプレス プラス スペイン語
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オンラインスペイン語の活用でトリリンガルに
一昔前は、外国語を日本で身につけるのは大変でしたが、現在では十分に旅行や生活、仕事、研究で使えるレベルまで引き上げることができるようになりました。
というのも、最近ではオンライン英会話教室がリーズナブルな価格で質の高いオンライン英会話のレッスンを用意しており、オンライン英会話教室を利用することで、自宅にいながら生の外国語に気軽に触れることができるようになったのです。
中でもスペイン語を勉強したいと思ったときにはベルリッツやワンズワードオンラインというオンライン教室がおすすめ。どちらも無料体験レッスンが可能ですので、是非一度無料体験レッスンを試してみてください。
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終わりに
この記事では、メキシコに駐在する時に知っておきたいポイントをご紹介しました。
メキシコは素晴らしい料理、町々、明るい人々が多いのですが、治安面や体調管理の面で気をつけるべきことが多くあります。ただ、そこさえ気をつけていれば素晴らしいになること間違いなしです。
また、スペイン語は発音面でとっつきやすく、一度文法を覚えると例外も少ないので、会話練習などもしやすい言語です。
動詞の活用などを沢山覚えるのは大変ですが、本国スペインのみならずラテンアメリカ全域で使用される言語で、覚えた分だけ使う機会も多くあるので、是非スペイン語を始めてみてください。
※スペイン語が通じる国についてはこちら