スペイン語には、直説法と接続法という2種類の動詞の用法があります。
この記事ではスペイン語の接続法現在形をご紹介します。
スペイン語 接続法現在形をわかりやすく解説-接続法現在の意味や使い方
スペイン語では,主節が「疑い・否定」の意味をもつときには従属節の動詞が接続法になることがあります。
英語では
I think that Paz is in Madrid. (パスはマドリードにいると思う.)
I don’t think that Paz is in Madrid. (パスはマドリードにいないと思う.)
のように,主節(I think)を否定にしてもthat 以下の従属節の動詞の活用は変わりません.
しかし,スペイン語では、
Creo que Paz está en Madrid. (パスはマドリードにいると思う。)
No creo que Paz esté en Madrid. (パスはマドリードにはいないと思う。)
のように、主節が「疑い・否定」の意味をもつときには従属節の動詞が接続法になることがあります。
意見、感情、考え方を表現する際、否定的、意見の相違、非同意、意思や不確かで疑わしい状況を言葉に表す際に従属節で使用されるのが接続法です。
接続法—用法: 疑い・否定
主節の述語が,従属節の内容についての疑いや否定の意味をもつ場合に、従属節の動詞が接続法となります。
主節の述語:
no creer, no pensar, dudar, no estar seguro
ser imposible, ser posible, poder
1 Dudo que Paz hable español.
(パスがスペイン語を話せるとは思えない。)
2 No estoy seguro de que las tiendas abran los sábados por la noche.
(土曜の夜に店が開いているかどうか確信がない。)
3 Es imposible que terminemos esta tarea en una semana.
(私たちがこの宿題を一週間で終わらせるのは不可能だ。)
4 Puede que el precio de arroz suba mucho este año.
(今年米の価格が大きく上がるかもしれない.)
接続法—用法: 願望・要求
「願望」(querer, desear, esperar) や「要求」(decir, aconsejar, permitir, pedir, mandar, ordenar,prohibir) が主節で使用される場合、その願望や要求の内容を従属節で表します。その際に従属節の動詞は接続法となります。
また、ser necesario, ser indispensable も願望・要求を伝えるという効果をもつのでこのグループに含めます。
1 ¿A qué hora quier que le llame hoy?
(今日何時に電話してほしいですか?)
2 Espero que nos veamos pronto.
(すぐに会えるといいな)
3 Es necesario que entreguéis la tarea antes de la semana que viene.
(来週までに宿題を提出することが必要だ.)
4 El jefe nos ha dicho que no usemos el baño hoy
(上司は私たちに今日トイレを使用しないように言った。)
接続法現在形 動詞の活用
接続法現在形の動詞の活用は以下の通りです。
hablar
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comer
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vivir
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hable
hables
hable
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hablemos
habléis
hablen
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coma
comas
coma
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comamos
comáis
coman
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viva
vivas
viva
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vivamos
viváis
vivan
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終わりに
この記事では、スペイン語の動詞の活用である接続法現在形をご紹介しました。
接続法現在形は、主節が、意見、感情、考え方を表現する際、否定的、意見の相違、非同意、意思や不確かで疑わしい状況を言葉に表す際に従属節で使用されるのが接続法です。
よく使用する活用ですので、ぜひ練習して使ってみてください。
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