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スペイン語検定対策 おすすめ参考書と教材-文法, 語彙, リスニング, リーディング, 面接対策 西検テキスト

スペイン語学習を振り返るのに最適なスペイン語検定。

この記事では、西検対策でおすすめな教材をご紹介します。

 

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スペイン語検定対策 おすすめ参考書と教材-文法, 語彙, リスニング, リーディング, 面接対策 西検テキスト

スペイン語検定は、スペイン語を外国語として学習する学習者のための資格試験で、6級から1級までの6段階のレベルがある試験です。

西検はリーディング・ライティング・リスニングの一次試験と、スピーキングの二次試験の2つのパートに分かれており、動詞の活用や文法は一通り覚えておくことが必要。また、試験時間も長いので、長文読解や自然な速さのスペイン語を聞ける能力が必要とされます。

6級・5級の入門編から1級の超上級者で同じ教材を使うのは難しいのですが、この記事では、6級から3級くらいまでずっと使い続けることができるスペイン語教材とおすすめスペイン語検定対策教材をご紹介します。

尚、今回は文法・リーディングなどでそれぞれテキストをご紹介しますが、西検を受けるときには問題集での勉強も必須ですので、下記の問題集などで受ける級のものを1冊準備しておくと良いでしょう。

 

※スペイン語検定の問題集はこちら

 

文法・語彙

スペイン語検定では、自分が思ったことを淀みなく言えるくらいのスペイン語能力を最終的に身に着けていくことが目標で、その中でも一番重要な動詞の活用を覚えることが大切。

動詞の活用は、レベルごとに範囲は異なりますが、最終的には直接法現在、現在完了、点過去、線過去、過去完了、未来、接続法現在、接続法過去、過去未来系まで全ての活用を覚える必要があります。

3級まで合格するためには、考えることなく動詞を活用でき、スペイン語を聞いて瞬時にどの活用が使用されているのかが分かるレベルに達していることが必要です。

また、西検は、スペインのスペイン語が基本となる試験ですので、点過去と現在完了の使い分け、Vosotrosの活用もしっかりと勉強しておく必要があります。

 

文法のおすすめ参考書

ニューエクスプレスプラス スペイン語《CD付》

ニューエクスプレスプラス スペイン語《CD付》

  • 作者:福嶌 教隆
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

スペイン語は活用を覚えれば、会話をすることができる言語です。ですので、まずは活用をしっかりと覚えることが大切。

そして活用が身についてきたら、文法事項を詳しく勉強します。

文法を勉強するのにおすすめなのが『ニューエクスプレス プラス スペイン語』。わかりやすい説明と会話文が魅力のテキストで、外国語を始めるときにはこのシリーズの本を一冊購入するのが恒例ともいえるほどポピュラーな参考書です。

 

スペイン語文法ハンドブック

スペイン語文法ハンドブック

  • 作者:上田 博人
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

『ニューエクスプレス』のシリーズと一緒に使うのにおすすめの参考書は『スペイン語文法 ハンドブック』という本。大学の参考書としても使われる良書で、スペイン語の文法の意味を考えながら深く学ぶことができます。

ニューエクスプレスでスペイン語を覚え、こちらのハンドブックでスペイン語を理解し納得する、という方法で文法力をつけていきましょう。

 

※スペイン語文法の勉強法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

語彙を増やす

スペ単!―頻度で選んだスペイン語単語集(練習問題つき)
 

動詞の活用と文法を勉強すると同時に語彙を増やしていきます。

文法書に掲載されている新出単語を覚えていくのが一番重要な単語の勉強方法です。

先ほどご紹介した『ニューエクスプレスプラス スペイン語』で出てくる単語をしっかりと覚えます。

ニューエクスプレスの単語を覚えたら、『スぺ単』という単語帳で単語量を増やすのがおすすめ。

私も学生時代に使っていたのですが、『スぺ単』をしっかりと勉強すれば、スペイン語での日常会話や少し難しい会話も問題なくできるようになるくらい、必要な単語が網羅されています。

私はC1の試験までは語彙は『スぺ単』だけを使って勉強しました。『スぺ単』を3回り勉強し、この1冊を完璧にするのがおすすめです。

『スぺ単』を3回り勉強して、それよりもさらに語彙を増やしたいという場合には、リーディングで使用するテキストに出てくる新出単語やスペイン語版の新聞、ネットニュースなどに出てくる単語を覚えるようにするといいかなと思います。

 

リーディングの練習

リーディングのおすすめの勉強方法はスペイン語の本を実際に読んでみるということ。

まずは簡単で短めの文章の速読と音読から始め、慣れてきたら1冊本を購入し、読破してみましょう。

スペイン語の本を書店で探すの難しいのですが、Kindleで海外の本を購入することが可能ですので、Kindleを使って1冊本を購入し読んでみるのがおすすめです。

ちなみにおすすめな本は『El Ultimo Verano』です。

また、定期的にスペイン語のニュースを読むのもいい練習になります。例えばスペインのニュースなら『el Pais』、メキシコのニュースなら『CNN Mexico』などがおすすめです。

 

※スペイン語リーディング勉強法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ライティングの練習

 

ライティングは、しっかりとしたライティングスキルも必要で、良い文章が書けるかどうかが合否を左右します。

スペイン語検定では、1級、2級で翻訳、3級で穴埋め問題という感じで、自分で考えた文章を書くことはないのですが、だからこそ文法や語彙を正しく使うことが必要となります。

自分が書いた文章を採点してもらえる環境があれば、先生に見てもらったり、スペイン語会話のレッスンで確認してもらったりするのがおすすめ。

論理展開、一貫性、正確さ、表現力などがチェック対象となり、文法的に正しい文章であれば良いというわけではないため、フォーマルな文章を書く練習を重ね、本番に備えましょう。

ライティング用のテキストは、DELEの問題集を使うのがおすすめです。6級から3級までは自分で書くことはないのですが、ライティング能力向上はスピーキングにも結び付きますので、この時期に練習しておくのがおすすめです。

DELEの試験はライティングあるので、練習はDELEの問題集を使いましょう。

 

リスニングの練習

スペイン語検定のリスニング対策としては、自然な速さのスペイン語に慣れることが大切。

勉強方法は毎日の音読、ディクテーション、シャドーイングの3つです。

 

音読

まずは文法書としてご紹介した、『ニューエクスプレスプラス スペイン語』のCDを聞きながら、毎日音読するしましょう。

音読をすると、口を動かすため、頭に音が残りやすいですし、CDを聞くことでスペイン語の音やリズムに慣れることができるようになります。

 

ディクテーション

慣れてきたら聞いた音を文字に起こす「ディクテーション」を行います。

ディクテーションは耳から入った言葉を書き取る練習方法です。聞いたことをメモする感じでしょうか。

聴いた音を一言一句書き取らなければならないので、リスニング力向上のためにもとても効果の有る勉強方法です。

やり方は簡単。音源を準備して、聞いたことを文字に起こす、という方法。

音源は自分のレベルに合ったテキストについているCDを使うのがお勧めです。まずは『ニューエクスプレス プラス スペイン語』で練習し、その後、DELEの問題で練習するのがおすすめ。

少し難しいので、参考書のスペイン語レベルは少し下げて練習すると、ストレス無く練習できます。

ちなみに、仕事ではこの技を一番使います。というのも、外国語で商談をする時には、相手が言ったことをメモしなければならず、聞きながらメモを取るという方法は仕事の基礎となるからです。

外国語の会議の議事録を外国語でとらなくてはならないシチュエーションも多いので、将来スペイン語を使って仕事をしてみたいという場合は是非ディクテーションに力を割いてみてください。

 

シャドーイング

 

ディクテーションと同じように役立つ練習方法がシャドーイングという方法。

これは聞いた外国語を口に出すという練習法です。できるだけ時差が起こらないように、聞いたら直ぐに発音します。

ディクテーションよりも個人的には難しいと思っている練習方法。というのも、相手が話す速さで自分の口を動かすのは意外と難しいのです。

聞いている外国語が早くなればなるほど同じタイミングで発音するのが難しくなります。

この練習も少しレベルを落として練習するのがコツです。

 

会話の練習をする

スペイン語検定は読む、書く、聞く、話すの4技能を測定するテストですので、会話の練習も大切。

二次試験があるのは2級からですが、会話はスペイン語を始めて直ぐに始めると、自然と身につくのでおすすめ。基本的にはスペイン語のネイティブの方と自然い話せるくらいまでスペイン語を練習しておくといいです。

 

音読

まずスピーキングの基礎となるのが音読です。

音読は毎日寝る前に欠かさず行うのがおすすめ。口を動かす練習になり、スペイン語のリズムを身につけるのにも最適な方法です。

CDなどを持っている場合は、音源を聞きながら音読を行うのが効果的です。

先に紹介した『ニューエクスプレス プラス スペイン語』の最後のほうの章を何度も読み込むというのがおすすめ。まずはスペイン語のリズムを体に染み込ませることを意識して音読を毎日行ってください。

 

作文

ライティングの練習とも被るのですが、リズムや口を動かす練習で外国語を発する練習を行うと同時に、作文でアウトプットの練習を行います。

いきなり自分でスペイン語で意見や提案をするのは中々難しいので、まずは紙に書いてみることで、インプットした単語や表現方法をアウトプットすることができます。

 

独り言

作文などと平行して、独り言を言うのも良い練習方法です。

暇があればひとりでスペイン語をつぶやきます。

新しく覚えた表現や単語などを使って見えたものを説明したり、考えたことを言葉にしたりして、スペイン語で考えて外国語で話すという練習を行います。

私も、出かけた時などに自分の周りで起こっていることを外国語で実況中継したり、家の中で一人でスピーチしたりと、独り言の練習をよく行っていました。

 

オンラインスペイン語会話

会話練習では、一人で練習した上で実際にスペイン語話者と会話練習することが欠かせません。ネイティブが話す言葉を理解し、即座に返答するという練習を繰り返し行います。

現在はオンライン語学教室などが多く存在していますので、スペイン語会話練習には最適。場数を踏むという意味では少なくとも1ヶ月くらいは練習するのがお勧めです。

オンライン英会話での会話練習中から、1つのテーマについて意見し、相手の意見を聞き、結論まで会話を導いていくことを意識して、会話を進める練習をするのが大切です。

現在はオンライン語学教室などが多く存在していますが、中でもスペイン語を勉強したいと思ったときにはベルリッツやワンズワードオンラインというオンライン教室がおすすめ。

フリー会話だけでなく、文法や読解などのコツ、リスニングの練習など、目的に合ったレッスンをして頂くことができます。

どちらも無料体験レッスンが可能ですので、是非一度無料体験レッスンを試してみてください。

 

※無料レッスンの申し込みはこちら

圧倒的成果のオンラインスペイン語 | ベルリッツ

ワンズワードオンライン

 

※おすすめスペイン語会話はこちら

hispalate.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、スペイン語の4技能を測定するのに最適なスペイン語検定に挑戦するときのおすすめ参考書をご紹介しました。

スペイン語検定は、レベルごとに難しさが異なりますが、基本的には文法、単語、リスニング、スピーキング、リーディングをしっかりと学んでおくことで、スペイン語検定の試験も乗り越えることができます。

この記事でご紹介したテキストを使いながら、是非スペイン語検定の勉強を進めてみてください。

 

※3か国語話すための練習方法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※スペイン語と英語の比較記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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