スペイン語圏とは、スペイン語を話す国と地域を指す言葉。
この記事では、スペイン語圏についての基礎知識とスペイン語圏の国々をご紹介します。
スペイン語圏とは？-スペイン語を話す国々を紹介
スペイン語が話される地域をスペイン語圏と呼びます。
スペイン語は本国スペインだけでなく、北中南米カリブ地域やアフリカ西部の国々で話される言語。
これらの国々を合わせた総称が「スペイン語圏」という言葉です。
スペイン語圏では他にも様々な区分けがあり、代表的な区分けとして、ラテンアメリカ、中南米、イベロアメリカ、イスパノアメリカなどのカテゴリーがあります。
※ラテンアメリカ等の言葉の意味はこちら
スペイン語圏の国々
「スペイン語圏」はスペイン語を話す国々の総称でしたが、いったいどのような国々なのでしょうか。
この分類方法の覚え方として、北中米カリブ・南米地域でスペイン語を話す国々であるイスパノアメリカにプラスしてアフリカ西部の赤道ギニアと本国スペインを含めた国々と覚えると覚えやすいです。
赤道ギニアはポルトガルに統治されていたこともあるため、ポルトガル語も公用語とされています。
スペイン語を話す「スペイン語圏」の国々は下記の通りです。
ヨーロッパ
スペイン
北米・カリブ
メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ、プエルトリコ（米領）
中米
グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ
※ベリーズ以外の中米
南米
コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、
※ガイアナ（英系）、スリナム（蘭系）、仏領ギアナ（仏系）、ブラジル（ポルトガル系）以外の南米
アフリカ
赤道ギニア
スペイン語圏で話される言語
スペイン語圏と呼ばれる国の中でも、実はスペイン語以外の言語が話されている場合も多くあります。
例えば、スペインの中ではスペイン語である「カスティーリャ語」の他に「ガリシア語」、「カタルーニャ語」、「バスク語」などの言語が話されています。
南北アメリカ大陸ではかつては1500程度の言語が話されていたと言われていますが、現存する言語は350程度となっています。
また、その多くが消滅の危機に瀕していて、北米大陸では死語を含め、296の言語が知られているのですが、現存するのは100前後。これらの内、話者が多い言語は、 ナワトル語、マヤ語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語であり、現在でも数十万～百万を超える話者を持つ言語です。
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終わりに
この記事ではスペイン語を話す国々をまとめた言葉である「スペイン語圏」についてご紹介しました。
スペイン語は、アメリカ大陸、ヨーロッパ、アフリカと様々な地域で話される言語であり、スペイン語を使えるとスペイン語圏全域でコミュニケーションをとれるのが魅力の言語です。
また、実はスペイン語圏には様々な言語が存在しており、消滅の危機にさらされている言語も多くあります。
スペイン語圏は、言語も歴史も文化も学べば学ぶほど面白い地域ですので、スペイン語圏に興味があるという場合は是非調べてみてください。
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