スペインという国を表す言葉で「スペイン」、「エスパーニャ」、「イスパニア」という言葉があります。
この記事では、この3つの名前の違いについてご紹介します。
スペイン エスパーニャ イスパニアの違いとは
スペインを指す日本語に、スペイン、エスパーニャ、イスパニアという3つの言葉があります。
一般的にはスペインと呼ばれることが多いですが、パルケ・エスパーニャでは「エスパーニャ」という言葉が、大学のイスパニア語学科などは「イスパニア」とい言葉が使われるなど、同じ国なのに様々な呼び方があるスペイン。
一体これらの言葉は何が違うのでしょうか。
スペイン
スペインは、一般的にスペインを指すときに使われる言葉です。
スペインは実はスペイン語ではなく、英語でスペインを指す「Spain」という言葉が語源。
エスパーニャ
志摩スペイン村を指す言葉「パルケ・エスパーニャ」に使われるエスパーニャ。
エスパーニャというのは日本語としてはほぼ使われることがない言葉なのですが、実はスペイン語で「スペイン」を指す言葉が「エスパーニャ」です。
スペイン語は「エスパニョール」と言いますが、この「エスパーニャ」を形容詞化させたのがエスパニョールという単語。
また、スペインのリーグのことはリーガ・エスパニョーラと言いますが、このエスパニョーラはエスパニョールの女性形で、こちらの言葉も「エスパーニャ」の形容詞です。
イスパニア
大学の学科などに使われる「イスパニア」という言葉。
こちらもスペインを指す言葉なのですが、イスパニアは古代ローマ人が使ったスペインの呼称です。
ラテンアメリカの中でも特にスペイン語を話す地域を「イスパノ・アメリカ」と呼びますが、この「イスパノ」という言葉はイスパニアからきています。
スペイン語圏
中南米はスペイン語圏と言われることが多いですが、スペイン語圏というのはスペイン語が公用語の国と地域のことを指し、イスパノアメリカにプラスして、スペインとアフリカ西部の赤道ギニアを含めた国々を指す言葉です。
赤道ギニアはポルトガルに統治されていたこともあるため、ポルトガル語も公用語とされています。
ヨーロッパ
スペイン
北米・カリブ
メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ、プエルトリコ(米領)
中米
グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ
※ベリーズ以外の中米
南米
コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、
※ガイアナ(英系)、スリナム(蘭系)、仏領ギアナ(仏系)、ブラジル(ポルトガル系)以外の南米
アフリカ
赤道ギニア
スペイン語のおすすめ参考書
ここまでスペインとエスパーニャとイスパニアという言葉についてご紹介しました。
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終わりに
この記事ではスペイン、エスパーニャ、イスパニアの違いをご紹介しました。
どの言葉もスペインを指す言葉ですが、それぞれに背景があり、違う単語として存在しています。
今回ご紹介したスペインでは、スペイン語が話されていますが、スペイン語は発音面でとっつきやすく、一度文法を覚えると例外も少ないので、会話練習などもしやすい言語で、勉強するにはとてもおすすめ。
動詞の活用などを沢山覚えるのは大変ですが、本国スペインのみならずラテンアメリカ全域で使用される言語で、覚えた分だけ使う機会も多くあるので、是非スペイン語を勉強なさってみてください。
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