スペイン語では動詞を変化させることで主語や時制を表現します。
この記事ではスペイン語の動詞の活用の基本となる「直説法現在形」をご紹介します。
- スペイン語 直説法現在形をわかりやすく解説-ar, er, ir動詞の活用
- スペイン語の直説法現在形とは
- スペイン語 動詞の活用
- スペイン語のおすすめ参考書
- オンラインスペイン語の活用でトリリンガルに
- 終わりに
スペイン語 直説法現在形をわかりやすく解説-ar, er, ir動詞の活用
スペイン語は動詞を変化させることで、主語や時制を判断していく言語です。そのため英語の動詞の活用よりも多くの活用を覚える必要があります。
動詞の活用というのは、主語や時制によって動詞の形が変わる現象のことで、英語でいうと「三単現のs」や「過去形のed」のようなもの。
スペイン語の人称代名詞は「私」、「君」、「彼・彼女・あなた」、「私たち」、「君たち」、「彼ら・彼女ら・あなたたち」という6つのグループがあり、それぞれの人称代名詞によって動詞を活用させるのが特徴的です。
スペイン語の直説法現在形とは
スペイン語の直説法現在は、英語の現在形と同じような意味を持つ活用形です。
ただ、英語の現在形よりも幅広い用法があります。直説法現在形が表す意味は下記の通りです。
①現在の出来事
¿Hablas japonés? — No, no hablo japonés.
(君は日本語が話せるの? -いいえ,日本語は話せません)
¿Qué estudias en la universidad?— Estudio historia.
(大学で何を勉強しているの?-歴史学を勉強してる)
②未来の出来事
未来の出来事でも、確実にわかっている予定や習慣などは直説法現在で表すことがあります。
¿A qué hora llega el tren? — Llega a las dos de la tarde.
(列車は何時に到着しますか?-午後2時に到着します)
¿Abro la puerta?— Sí, por favor.
(扉を開けましょうか.-はい、お願いします)
③現在まで続いている出来事
英語では現在完了(have+過去分詞)を使う表現ですが、スペイン語では現在の時点より以前に始まったことでも、まだ終わっていなければ直説法現在で表します。
¡Habla usted muy bien español! — Llevo cinco años en España.
(スペイン語が大変お上手ですね.-スペインに来て5年になりますから)
Estoy aquí desde las dos de la tarde.
(私は午後2時からここにいる)
スペイン語 動詞の活用
スペイン語の動詞の活用は、語尾によって3タイプ(-ar動詞,-er動詞,-ir動詞)に分けられます。
1人称、2人称、3人称と単数形・複数形で6つの人称代名詞のグループがあり、それぞれの人称代名詞によって動詞が変化していきます。
ar動詞、er動詞、ir動詞の直説法現在の活用は次の通りです。
hablar
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comer
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vivir
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hablo
hablas
habla
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hablamos
habláis
hablan
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como
comes
come
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comemos
coméis
comen
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vivo
vives
vive
|
vivimos
vivís
viven
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主な規則動詞
-ar動詞:
llegar, llevar, entrar, esperar, llamar, mirar, tomar, andar, buscar, ayudar, comprar, enseñar, explicar, preguntar, preparar, trabajar, viajar, visitar, cantar, escuchar, pasear.
-er動詞:
aprender, beber, comprender, correr, corresponder, creer, deber, leer, meter, poseer, responder, romper, temer, vender.
-ir動詞:
abrir, añadir, asistir, cumplir, decidir, describir, descubrir, escribir, existir, partir, permitir, recibir, subir, sufrir.
綴りの変化
スペイン語では、gやcの文字とoが組み合わさると音が変化します。例えば、geは「へ」ですが、goは「ご」という音となります。
1人称単数は -o で終わるため、-er動詞と -ir動詞の一部、例えばcoger は cojo (×cogo)、convencer は convenzo (×convenco)のように、発音に合わせて綴りが変化します。
スペイン語のおすすめ参考書
ここまでスペイン語の動詞の直説法現在形についてご紹介しました。
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終わりに
この記事では、スペイン語の動詞の活用である直説法現在形をご紹介しました。
スペイン語は1人称、2人称、3人称、複数、単数という5つの要素で人称代名詞が分かれており、6種類の人称代名詞に合わせて動詞を変化させていきます。
動詞の活用はスペイン語習得のために一番重要な部分ですので、まずは直説法現在形の活用を覚えてみてください。
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