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スペイン語 点過去をわかりやすく解説-直説法点過去の意味や使い方

スペイン語の直説法の過去形には直説法点過去と線過去の2種類があります。

この記事ではスペイン語の直説法点過去をご紹介します。

 

 

スペイン語 動詞の過去形-直説法点過去の意味や使い方

スペイン語の過去形では、主に直説法点過去と直説法線過去という2つの形があります。

点過去とは、過去の完結した出来事を表します。
瞬間的な出来事だけでなく、長く続いたことでも、話し手が完結性のあることと考えれば点過去で表現します。
「昨日学校へ行った」という場合はすでに完了している事柄なので、点過去で表すことがイメージしやすいと思います。
また、「5年間スペインに住んでいた」という場合は、長く続いたことであっても、すでに5年間が終わっているので、こちらも点過去で表すという形です。
「点」という名前がついているのですが、その出来事の続いた時間が長いか短いかではなく、完結しているかどうかを念頭に点過去が使用されます。
 
¿A qué hora llegaste a la escuela el otro día? — Llegué a eso de las doce.
(この前は何時に学校に着いたの? - 12時くらい.)
 
Estudié español cinco años en la universidad.
(私は大学で5年間スペイン語を勉強した.)
 
※動詞の直説法現在形の解説はこちら

点過去 動詞の活用

点過去の動詞の活用は以下の通りです。

スペイン語の動詞は3タイプ(-ar, -er, -ir)がありますが、点過去の活用は2通りです。点過去では -er動詞と -ir動詞は同じ語尾となります。

 

hablar

 

comer

 

vivir

hablé

hablaste

habló

hablamos

hablasteis

hablaron

 

comí

comiste

comió

comimos

comisteis

comieron

 

viví

viviste

vivió

vivimos

vivisteis

vivieron

 

母音+ er / ir で終わる動詞

規則的に活用させた時に「母音+ i +母音」になる場合には、 i が y に変わります。
例えば、
creió → creyó
creieron → creyeron
という形です。

 

creer

creí

creíste

creyó

creímos

creísteis

creyeron

 

不規則動詞の活用

直説法点過去の活用系には、不規則動詞も存在します。

 

①3人称で e → i, o → u になる動詞:

 -ir動詞のみに存在する不規則活用です。

現在形で語根母音変化をする -ir動詞の大部分がこのタイプとなります。

 

pedir

 

dormir

pedí

pediste

pidió

pedimos

pedisteis

pidieron

 

dormí

dormiste

durmió

dormimos

dormisteis

durmieron

 

②現在形と異なる語幹を持つ動詞

直説法現在形の活用と全く異なる語幹となる不規則変化も存在ます。

このタイプでは、1人称単数と3人称単数で規則活用と違って語尾にアクセントありません。

-ar, -er, -irすべてのタイプの動詞に存在する不規則変化で、語尾はすべて同じ変化となります。

tener

 

decir

tuve

tuviste

tuvo

tuvimos

tuvisteis

tuvieron

dije

dijiste

dijo

dijimos

dijisteis

dijeron

 

estar (estuv-), poner (pus-), poder (pud-), haber (hub-), saber (sup-), caber(cup-), andar(anduv-)

hacer (hic/z-), querer (quis-), venir (vin-), 

traer (traj-),

-ducir (-duj-): producir, traducir, conducir

 

③その他の不規則動詞

どのグループにも当てはまらない不規則変化もあります。

この3つの動詞については1つ1つ覚えましょう。よく使う動詞ほど不規則な形が多いです。

dar は -ar動詞なのに -er, -ir動詞のような活用となります。

ser と ir は点過去では同じ活用となります。

 

ser / ir

 

dar

fui

fuiste

fue

fuimos

fuisteis

fueron

 

di

diste

dio

dimos

disteis

dieron


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ここまでスペイン語の点過去をご紹介しました。
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終わりに

この記事では、スペイン語の動詞の活用である直説法点過去をご紹介しました。

直説法点過去は、

過去の終わった出来事を表す際に使用する、便利な活用形です。不規則活用を覚えるのが大変な部分がありますが、とても便利な活用なので、ぜひ練習して使ってみてください。

 

※スペイン語検定6級の勉強方法と参考書はこちら

hispalate.hatenablog.com