スペイン語ではestar動詞で状態や場所などを表すことができます。
この記事ではスペイン語の「estar動詞」をご紹介します。
- スペイン語の動詞 estar動詞を解説-意味, 用法, 例文, 直説法現在形の活用
- estar動詞の意味, 用法, 例文
- estar動詞の活用 直説法現在形
- スペイン語のおすすめ参考書
- オンラインスペイン語の活用でトリリンガルに
- 終わりに
スペイン語の動詞 estar動詞を解説-意味, 用法, 例文, 直説法現在形の活用
スペイン語には英語のbe動詞のような働きをするestarという動詞があります。
estar動詞は物の状態や場所を表す言葉です。
estar動詞は不規則変化をする動詞の代表例でもあります。スペイン語では動詞を変化させることで、主語や時制を判断していく言語です。そのため英語の動詞の活用よりも多くの活用を覚える必要があります。
動詞の活用というのは、主語や時制によって動詞の形が変わる現象のことで、英語でいうと「三単現のs」や「過去形のed」のようなもの。
スペイン語の人称代名詞は「私」、「君」、「彼・彼女・あなた」、「私たち」、「君たち」、「彼ら・彼女ら・あなたたち」という6つのグループがあり、それぞれの人称代名詞によって動詞を活用させるのが特徴的です。
estar動詞の意味, 用法, 例文
estar は英語の be動詞に相当するものです。物の状態や場所を表す単語で、ser動詞とestar動詞の2つを使い分けることで英語のbe動詞が持つ意味を表すことが可能です。
estarは、英語のbe動詞のような、恒常的なものの性質を表すことができず、表すことができるのはものの状態や場所だけ。
つまり、その一瞬における物の状態を表すのがestarだと言えます。
例えば、「私は学生です」というときはSer動詞を使いますが、「私は疲れています」というときには別のestar動詞を使います。
英語では「I am a student」、「I am tired」とどちらもbe動詞を使いますが、スペイン語では、「Soy estudiante」、「Estoy cansado/cansada」と動詞を使い分けます。
estar動詞の用法と例文
ここからはestar動詞の用法とestarを使った例文をご紹介していきます。
スペイン語のestar動詞には主に2つの用法があります。
①状態を表す
②場所を表す
① 状態を表すestar
El caldo está caliente. (そのスープは熱い。)
スペイン語のestarは、形容詞との組み合わせで,人やものがどういう状態にあるかを示します。冷たい、熱い、疲れている、良い、悪いなどを表したいときに使用する動詞です。
estarを使って状態を表したいときには形容詞は修飾する名詞と性・数が一致します。
(英語)I am tired.
(西語)Yo estoy cansado/a.
(英語)We are tired.
(西語)Nosotros estamos cansados/as.
② 場所を表すestar
Estoy en la escuela.(私は学校にいます。)
estarは特定の人やものの所在(どこにいるか,どこにあるか)を表します。
La profesora Márquez está en hotel. (マルケス先生はホテルにいます。)
Garicia está en el oeste de España.(ガリシアはスペインの西よりにあります。)
③Hay(Haber)とestarの違い
場所を表す動詞として、Hay(Haber)という単語も存在ます。
Hay は、「何があるのか,何がいるのか」を言うときに使い、estar は「どこにあるのか」を言うのに使われることが多い単語です。
Hay un plato en la mesa. テーブルの上に食器がある。
El plato está en la mesa. 食器はテーブルの上にある.
estar動詞の活用 直説法現在形
スペイン語の動詞は、主語によってそれぞれ形が変化します。これを動詞の活用と呼びます。
主語は1人称、2人称、3人称と単数形・複数形で6つの人称代名詞のグループがあり、それぞれの人称代名詞によって動詞が変化していきます。
つまり、1つの動詞につき6つの形をとるということです。また、時制によっても活用が変化します。
estar動詞の直説法現在の活用は次の通りです。
estar
|
|
estoy
estás
está
|
estamos
estáis
están
|
スペイン語の活用では、例外的な変化をする動詞が存在し、estar動詞の活用も例外的な変化の形をとります。これを不規則動詞と呼びます。
スペイン語のおすすめ参考書
ここまでスペイン語のestar動詞をご紹介しました。
スペイン語を勉強したい場合におすすめなのが、スペイン語会話と簡単な文法解説のついた参考書、文法書、単語帳の3つの参考書をそろえること。
スペイン語の勉強では、「文法を覚え、単語を覚え、音を聞き、発話する」という4つのステップを繰り返すことが大切です。
文法や会話のリスニング練習でおすすめな教材は、『ニューエクスプレス』シリーズ。そして単語の学習は『スペ単』、文法書は『これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで』です。
また、スペイン語をある程度勉強したら、今度は国際的にも通用するスペイン語の検定である「DELE」という国際資格の取得を目指し、学んだことを定着させ、会話をオンラインスペイン語教室で並行して勉強していく方法がおすすめです。
※ニューエクスプレス プラス スペイン語はこちら
※スペイン語 おすすめ参考書はこちら
オンラインスペイン語の活用でトリリンガルに
一昔前は、外国語を日本で身につけるのは大変でしたが、現在では十分に旅行や生活、仕事、研究で使えるレベルまで引き上げることができるようになりました。
というのも、最近ではオンライン英会話教室がリーズナブルな価格で質の高いオンライン英会話のレッスンを用意しており、オンライン英会話教室を利用することで、自宅にいながら生の外国語に気軽に触れることができるようになったのです。
中でもスペイン語を勉強したいと思ったときにはベルリッツやワンズワードオンラインというオンライン教室がおすすめ。どちらも初心者からスペイン語を学ぶことができて、無料体験レッスンも可能ですので、是非一度無料体験レッスンを試してみてください。
※無料レッスンの申し込みはこちら
※おすすめスペイン語オンライン教室はこちら
終わりに
この記事では、スペイン語のestar動詞をご紹介しました。
estar動詞は英語で言うbe動詞のような単語。
ただ、物の性質を表すことはできず、表せるのは下記の2つの意味です。
①状態を表す
②場所を表す
また、スペイン語は1人称、2人称、3人称、複数、単数という5つの要素で人称代名詞が分かれており、6種類の人称代名詞に合わせて動詞を変化させていきます。
動詞の活用はスペイン語習得のために一番重要な部分ですので、estar動詞の意味や用法を覚えるのと同時に直説法現在形の活用を覚えてみてください。
※スペイン語検定6級の勉強方法と参考書はこちら